教員1年目、沖縄に行ってきた

ブログを書こうと思ったことは今までにも何回かある。

 

言い訳だけれども、最近は仕事が忙しくて書いている暇などなかった。

というより、時間のなさ故、仕事以外のことを考える余裕が無くなっていた。

 

今回、沖縄へ行ったのは仕事の一環であったが、1年目の僕はそれほどすることもなく、感覚的には旅行に近いものであった。

 

仕事とは、修学旅行の引率である。

教師として生徒を引率することも、沖縄へ行くことも、僕にとっては初のことだった。

行く前は、どんなものなのかという軽い不安とワクワクが入り混じるような、そんな気持ちを少し感じるのみで、しっかりと旅行への期待を持つ余裕もなく、当日を迎えた。

 

旅行は楽しかった。教員という立場でもエモさがあった。

そして、いろいろなことへのモチベーションが高まった。

 

帰ってきて1日目の今、僕がしたいと思ったことは、

以前したいと思っていた、

ホームページ作りの勉強、ドローンの再購入、ブログをすること、SDGsに関する教材作成と、GISを使った地図作りと情報発信、読書、旅行の計画など。

こんなことをしたいというモチベが高まっている。

大学時代みたいに。

去年までは、あれもこれも、やってみたいという気持ちがあって、それを実際にやって、いろいろと学んできたし、それがいまでも役立っていると感じている。

 

けれど、働き出して1年目、毎日の教材作成、分掌、部活など、いろいろな業務に追われて、そんなことを考える余裕が無くなっていた。

 

そういえば、教員になるとき、「生徒に自分の生き方を参考例として見せたい。」そんなことを思っていた。

そのために、常にいろいろと学び続けている姿勢は忘れてはいけない、そう強く思っていた。

 

けれど、目の前のやることに追われ続け、心に余裕を失くしてしまっていた。

修学旅行で半強制的に普段の仕事のルーティンから抜け出し、そんな自分に気付くことができた。

 

問題は、これからも心に余裕を持ち、視野を広く持ち続けられるか。

明日からの仕事量を考えれば、正直、自信がない。

 

ニュースを見れば、教員の変形労働時間制を閣議決定したという。

年休すら消化不良の夏休みにどう休むというのか。

ただ帰宅時間の自由を奪うだけの明らかな愚策だ。

お金をかけずに、数字上の残業時間が減ればいい。

政治家に都合の良いそんな意図が透けて見える。

教員の健康や、教育の質の向上は本気で考えられているのだろうか。

 

生徒にSDGsを教える自分の仕事は、果たしてサステナブルなのだろうか。

 

教員1年目、最も余裕のある立場での修学旅行が、こんなブログを書くモチベーションを与えてくれたことに感謝したい。